Zaif(ザイフ)で 仮想通貨70億円が消失
9月14日に発生した不正アクセスにより、顧客の預かり仮想通貨を含む仮想通貨が流出したと発表していたテックビューロ。同社は9月21日、前回の発表で「調査中」としていたMONA、BCHの流出額が判明したと発表した。<中略>テックビューロは「弊社サーバの復旧により正確な数量が判明し次第、場合により訂正のご報告をさせていただきます」とコメントしている。
BTC流出数量 5966.1 (約42億円)
MONA流出数量 623万6810.1(約6億7000万円)
BCH流出数量 4万2327.1 (約21億円)
詳しくはこちらです。
ちょうど事件の発覚前の週に仮想通貨を始めようとしていた知人が
ICOに参加するのにETHが必要ということで、
Zaif(ザイフ)の口座開設のやり方を相談にきており、
本人確認の書留ハガキ待ちの状態でしたが、
19日午後、Zaifから取引停止のお知らせが届き、
急きょ、ビットバンクに変更を余儀なくされました。
入金まで進んでいなくてよかったという感じです。
さて、Zaifのハッキング被害を簡単にまとめると、
テックビューロ約25億円、顧客資産約45億円ということですが、
顧客資産に関しては補てんされると発表しているので、
コインチェック事件の時ほどの大きな混乱はなさそうです。
とはいえ、何かと問題になりそうなことが多いので
簡単に今後の予想をまとめておきたいと思います。
まず悪い方から。
・金融庁の立ち入り検査 → さらなら規制強化へ
不正流出がまた大きく起きたというのは甚だ遺憾な話で、システムに問題があるんだろうし、ガバナンスにもあわせて問題があると思っている(麻生太郎金融担当相)
これまでも2度、業務改善命令を受けているテックビューロですが、
さすが3度目ともなると、相当厳しく監視されることは間違いありません。
各取引所のセキュリティに関してだけでなく、
仮想通貨業界全体に影響が及ぶことは確実でしょう。
・株式会社フィスコから50億円の金融支援 → 仮想通貨の将来は明るい
もともと提携パートナーだったJASDAQ上場企業の株式会社フィスコから、
50憶円を金融支援を受け傘下に入ります。
これは将来、必ず上がる確信があるからです。
こちらは好材料と解釈してよいでしょう。